タネを守ろう!
こんにちは^ ^
宮崎県延岡市の山奥で農業してます。
農か屋です。
365日中300日は土や水、自然と会話をしてる僕ですが、2月2日(土曜日)長男の学校が終わり、元農林大臣の山田正彦氏の「種子法廃止とこれからの農業」の講演を聞きに、昼から弾丸で福岡県筑紫野市へ行きました。半分プチ旅行の半分勉強ですね^ ^
熊本方面から行ったので、大好きな阿蘇で少し休憩。
何でも真似したがる次男坊。撮影は小学1年の長男。
ほんとイケメンでごめんなさい(^ ^)
熊本から高速に乗り、福岡県太宰府に直行!!
なぜ太宰府?
筑紫野の隣で講演会場に近かったし、プチ家族旅行も兼ねてたので太宰府天満宮に。
時期も時期なのか?
人!人!人ばかし!!
普段、自然相手なんで変な感じしたわーーーー!笑
もちろんちゃんとお参りもしました。講演が迫ってたので、滞在時間は10分!
短ーーー!!めっちゃ、短ーーーーー!!!
今度はゆっくり泊まりで来ようね。と約束しました^ ^
っで、何で?
種子条例の講演を聞きに来たのかといいますと、
そもそも種子って、農家だけの問題とみんな思ってる方がいると思います。
まぁ、農家しか使わない言葉なんで当たり前なんですがね。
実は農家だけの問題ではないのです!
消費者もそうですし、これからの未来の子供達にも関係がある問題です。
種子法と種子法廃止
今まで僕たちの日本の食を支えてきた、
「米・麦・大豆」
これらの主要農作物を安定供給する為に、優良な種子の生産・普及を国が果たすべき役割と定めたのが種子法です。
この法律の下、日本では各都道府県で地域にあった多様な品種が開発され、国内で生産される米の種子は100%自給してきました。
しかし、国はこの法律では民間企業の参入が出来ないとの事で、2018年3月末日で種子法廃止と可決したのです。しかも十分な審議もなく…。
と言う事は、自家採種が出来ず、民間企業から毎年種子を買わないといけない事になるのです。しかも今の5〜10倍の価格で買わないといけないみたいです。
今でも米の販売価格が生産費を下回る現状の中、種子が高騰すれば米農家は大打撃ですね。種子の価格が上がると言う事は、必然的に米の単価も上がると言う事です。しかも、民間企業から買った種子なので、身体には良くないと思います。絶対にね!!
民間企業とは?
今回この講演ではモンサント(バイオ化学メーカー)と三井化学による、米の種子開発が進んでるそうです。ていうか、すでに作ってるし販売もしてるみたい。しかも皆んな一度は食べた事があります。それはコンビニのおにぎりと吉野家の米だそうです!!
どんな米かと言うと、ハイブリットライスと言って人工的に作られた種子で出来た米です。要は遺伝子組み換えですね。
化学物質を作ってた企業なんで農薬や化学肥料などで農業分野に目をつけたんでしょう。他にも遺伝子組み換え企業が種子市場を牛耳る形になってるみたい…。
え?大丈夫なの?
そんなハイブリットライスなんか食べて大丈夫なの?って思う人もいると思います。まぁ〜、今すぐに死ぬわけじゃないから大丈夫!!
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・・
・・・
って、言えねーーーー!!!
全然大丈夫じゃないからーーー!!!
化学物質で作った種子なんか石油食ってるようなもん!確実に身体悪くなるわ!
モンサントが作った「ラウンドアップ」と言う除草剤(草を枯らすやつ)があるんですが、その中の主成分のグリホサートに発がん性があると研究機関が発表したのです。その他にも、胃腸障害・糖尿病・うつ・自閉症・肥満・アルツハイマーなどの関連も疑われてるようです。
これ、ヤバいよね。 pic.twitter.com/9dnxS8Z6yT
— 農か屋 川並恒久 (@tsune79843498) 2019年1月24日
世界ではラウンドアップの販売を禁止にするぐらい、世界に衝撃を与えたニュースなんですが、日本では逆に主成分であるグリホサートの容量を大幅緩和したらしい。
こんな感じで店頭に堂々と並ぶくらいですからね。しかも冬で草ないのにね。笑
恐ろしいわ!!
種子とは一見かけ離れてる除草剤ですが、これから種子を作っていく会社、いや、もう作ってる会社と除草剤を作ってる会社が一緒っていう事に気付いて欲しい。
化学物質・遺伝子組み換えで作る種子に安全とは言えないし、未来はない。
タネを守ろう!
種子は我々先祖が代々引き継いできた大切な財産です!種子がなくなれば僕たちは生きていく事が出来ません。
作られた種子でご飯を食べても、美味しくないし、身体に悪いの見え見え。
アレルギー・アトピーなどで苦しむ子供を見て貴方は何を思いますか?
急に病気になって、苦しむ貴方。自分の身体とちゃんと向き合ってますか?
種子は自然からの贈り物。それを作るとなると自然破壊と同じ事です。
僕たち農家だけの問題ではないです。消費者、そしてこれからの未来の世代に為にも、しっかりと守っていかないといけません。